抜け毛の原因
新しい髪の細胞がつくられるサイクルは一生続きます。
髪の生え際や頭頂部が薄くなったり、抜け毛が多くなったという悩みを訴える人が増えています。
過剰な抜け毛は正式には脱毛症といい、先天的な場合と、後天的に何らかの原因によって脱毛が進む場合とがあります。後天的なものは、食事やヘアスタイルなどの習慣、誤ったヘアケアなどによって頭皮や毛髪がダメージを受け、毛が抜けてくるものです。
男性型脱毛症
脱毛症の抜け毛の原因の大部分は、毛乳頭の働きが悪くなって起こってきます。毛乳頭の働きが悪くなると、毛球と毛乳頭の結びつきが弱くなって髪が抜けやすくなり、その後成長してこないため、結果として脱毛症となってしまうのです。
髪は成長する時期を過ぎると次第に成長が遅くなり、最後には全く成長しなくなる時期(休止期)が来ます。これは、年齢や健康状態によって異なりますが、およそ3~6年のサイクルです。このサイクルの中では1日90本程度の抜け毛は自然なことで、心配する必要はありません。日本では、秋から冬にかけて抜け毛数が増えるという季節的特徴が知られています。
こうした生理的な抜け毛の原因とは違って、抜け毛が異常に多くなった時は、病的脱毛が疑われます。「男性型脱毛症」、毛周期による「休止期脱毛症」、加齢変化による脱毛症があります。
男性型脱毛症については、遺伝的に毛乳頭が早く衰える体質を持っているためと、ホルモンのアンバランスという2つの抜け毛の原因が考えられます。ホルモンのアンバランスというのは、男性ホルモンの過剰な分泌によって起こります。男性ホルモンは、毛乳頭から毛母細胞への栄養分の補給を妨げます。そのため、毛母細胞では毛髪のもとになるタンパク質ができず、栄養不足の細い毛になり、徐々に毛髪がつくれなくなっていきます。
色々な抜け毛の原因
粘度の高い整髪料で毎日髪を引っ張ったり、固めたりすることも抜け毛の原因となるので要注意です。
過激なダイエットや喫煙も機械的に毛乳頭を壊し、毛乳頭から毛母細胞への栄養分の補給をストップさせる原因です。
過激なダイエットをすると、体は栄養不足や栄養バランスの悪い状態になります。毛髪の原料はタンパク質なので、栄養不足からタンパク質が欠乏すると、毛髪は細く弱々しくなります。
喫煙は、血管を収縮させる働きがあります。血管が収縮されると、血流の量が減り血行が悪くなり、毛髪の形成を行うも毛母細胞に十分な栄養が行き届かなくなり、発毛力が落ちてしまうため、抜けやすい毛髪が生えてきたり、発毛自体が起こらなくなってしまいます。
急に起こる円形脱毛症は、過剰なストレス、自己免疫異常などが抜け毛の原因として考えられます。直接の原因は毛乳頭が一時的に機能停止状態になることですが、どうしてそういう状態を招くのか、さまざまな説があります。
仕事や勉強、心配事で精神的に動揺したり、苦痛を感じると円形脱毛症が起こってくることがあります。最近では、複数の原因遺伝子にストレスなどの環境要因が重なって発症するという説が有力になりつつあります。






